LONG HORNとは西部における代表的な牧牛はスペイン種のロング・ホーン(長角牛)で初期の牧畜牛の全流を占めた。この牛は病気に強く頑丈なためキャトル、ドライブの長旅に耐えた。だが、肉が堅いため消費者からは不評で、さらにはテキサス熱を媒介するダニを持つため、後には肉質のよいイギリス種のショート・ホーンやヘレフォード種にとって代わられた。だが、ロング・ホーンに比べ耐久力に劣り、1886年に西部を襲った異常寒波では多数の牛が死んだ。現在ロング・ホーン種は保護動物に指定されている。